教えない事が教える事に繋がるのか
先週の土日と3日の祝日の日には
上の息子の練習試合が組まれていました。
全部の試合は見ることができませんでしたが、
数試合見る事ができまして、
FWとして出場した試合もあれば
ボランチとして出場する試合もあり
複数のポジションで出場していました。
しかし、その動きはどこのポジションに限らず
散々なものとなっていました・・・
疲労骨折により1カ月半ほどブランクがあり
その影響も多少はあったかと思いますが、
怪我をする以前も似たような感じでしたので
悪い意味で変化無しといったところです。
具体的に何ができていないかというと
やはり攻守に走って貢献するということ
攻撃の時には得点を奪うために上がり
ボールをもっていない時にはサポートに走るということ
ボールを奪われたらポジションに関係なく
危険な位置にフリーの選手がいれば
そこまで戻ってディフェンスすること
またそこから奪えば積極的に前に走ること
とにかく攻守に貢献する動きというものが
全くできていませんでした。
ですので、それが土日の試合で見られたので
息子に撮影したビデオを見ながら指摘をして、
3日の試合に臨ませたところ
3日の試合はまだ土日の試合に比べると
見られる動きにはなっていました。
それでも、まだまだ運動量や動きの質は物足りなく
どういうタイミングでボールを受けにいけばよいのか
裏へ飛び出せばよいのか
味方のサポートに入ればよいのか
ということがわかっていない動きが多々ありました。
結局こういったことを試合の中でできていないということは
練習の中で意識してできていないということの現れです。
意識するとはつまり考えること
考えてサッカーをすること
今の自分に足りない部分は何かを考えて
その課題をクリアするためには
何をしなければいけないのかを考えて、
それを練習の中で意識して行ってみる
そしてその結果どうだったのかを検証してみて
次につなげていく
その繰り返しで成長というものがあるはずです。
3日の試合の中で、若干ですが
動きがよくなったのは動き方を考えてプレイした結果です。
でも、その考えるということが
日ごろの練習の中でできていません。
指導者からも練習中に考えさせるような
問いかけのようなものも見ている限りありませんし
息子が練習から帰ってきた時に
いつも聞くのですが、
練習に個人的に何か言われたことがあるか
と聞くと、まずないと答えます。
練習を淡々としてそれで終わりです。
かと言って練習内容が
問いかけをしなくても自然と考えることが
意識できるような内容かと言えば、
私の見る限りではそうともいえない
というか考えさせるためには
やはり場面場面で問いかけるということが
重要だと私は思うんですよね
もちろん教えすぎてしまって、
こういう状況ではこうあるべきだ!
というように決め事を決めてしまうような指導が
良いとは思いません。
そうすればロボットのような選手が出来上がってしまいますし
指示がなければ動けない選手になってしまいますからね
教えないということが逆に教えるということに
なっているということもあるかと思います。
ただ練習中に考えさせるような問いかけも無しに
試合になれば、息子のように動きの悪い選手に対して
そうじゃないだろ、違うだろ
戻って守備しろ
などなど試合の時のみダメ出しをする
(試合後にそのダメ出しをフォローするような言葉はまずありません)
これで動きの悪い選手が気が付き
次にそこを改善できていくのか
改善しようと努力していくことができるのか
実際に息子はそこができていないので
非常に難しい問題だと感じています。
結局今の息子のチームにおいては
ジュニアユースに入団してきた時点での序列というか
実力差が、そのままの形になっているというか
むしろ、レギュラー組は試合に多く出場でき
経験値も積める一方で
ベンチ組は、試合数も少なくベンチを温める日々が多いので
差は開く一方という印象を
息子の年代に限らず、
上の年代、下の年代を見ても感じるところです。
まあでも、それが実力の世界なんですかね
レギュラーはもちろん自分で掴みとるものですから、
その争いに負けているということは、
息子の努力や実力が足りないからということは
言うまでもありませんので、
努力あるのみですね
ただ、あと中学年代のサッカーも実質1年くらいですが、
来春時点でレギュラーもしくは、
交代選手の一番手くらいの位置をつかみ取れないようなら、
もう今のチームは辞めよう
という話は息子にはしました。
レギュラーになれなければ
試合にまず出場できませんからね
やはりサッカーは試合に出場してなんぼですし、
試合に出場しなければ、目にとまることもありませんので
スポーツ推薦の話などあるわけもなく、
学校の部活でも、試合に出場できた方がよいのではないか
そして高校受験も控えますので、
出場できないのに毎度遠征に帯同して、
高い遠征費をかけて時間を費やすくらいなら
その時間を勉強にあてた方がよいということもありますしね
ただ、息子にはサッカーをやめろということは一言も言っていません。
今のチームにそのままいてもおそらく状況はかえられないかもしれないから
また別の道で這い上がっていく方法を見つけてみようという話をしています。
いくらでもまだまだ自分が諦めない限りは
可能性はあるのだから、そこに向けて置かれた状況の中で
頑張ってみようということです。
特に息子の場合には、体の成長が遅く
ようやく成長期に入ってきたかなといったところで
あきらかに現時点でフィジカルで劣っていますので
まだまだこれからだと思いますから
息子が自分の可能性を信じて頑張る限りは
サポートしていきたいと思っています。
でも本当に息子たちのサッカーに携わる時間が長くなればなるほど
指導って難しいなってつくづく思いますね
これが正解なんてですし、
その選手の性格などによっても、
教え方ってかわってくるでしょうしね
本当にサッカーやスポーツに限らずですが、
人に教えるということは難しいことだとしみじみ感じる今日この頃です。
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